制作会社のWEBリテラシー向上!効果的な研修アプローチをご紹介

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9uarter株式会社 代表取締役 Webマーケティングコンサルタント
九澤 悠

デジタル化が急速に進む現代のビジネス環境において、制作会社にとってWEBサービスの提案・受注能力は極めて重要です。しかし、多くの制作会社では営業担当者のWEBリテラシーが低く、WEB関連の案件を取りこぼしたり、ディレクターに丸投げしたりする状況が見られます。

クオーターは、こうした課題を抱える制作会社様向けに、営業担当者のWEBリテラシー向上に効果的な研修を行っています。この記事では効果的なアプローチ方法について詳しくご紹介しますのでぜひご参考ください。

制作会社の「よくある悩み」

私たちが制作会社様との打ち合わせでよく耳にする「お悩み代表例」は次のとおりです。

  1. 営業担当者のWEBリテラシーが低く、WEB関連の提案ができない
  2. WEB案件の取りこぼしによる売上機会の損失
  3. WEB案件をディレクターに丸投げすることによるリソース圧迫
  4. 営業担当者が様々な業務に追われ、WEB関連スキルの向上に集中できない

これらのお悩みは、会社の成長において非常に重大な課題であると思います。

効果的な研修アプローチ

これらのお悩みを解決するためには、研修でどのようにアプローチしていくのが良いでしょうか?私たちが実践しているフローをご紹介します。

1. 目的意識を共有する

研修で一番大切なのは、受講者が常に意欲を持ってWEBリテラシー向上に取り組むこと。そのために私たちがまず最初に行うのは、営業担当者にWEBリテラシー向上のメリットを理解してもらうこと。そして、その人のモチベーションが高く保たれるようにサポートすることです。

「あなたのWEBリテラシーが向上することは、単なる売上増加だけでなく、あなたの評価や成長にも直結する」ということをメンバーそれぞれが認識してくれたらのなら、きっと研修へのモチベーション高く臨んでくれることと思います。

具体的な施策例

  • WEBリテラシーテストの実施とクラス分け
  • テスト結果の公開(社内チャットやオフィス内での掲示)
  • 上位クラス達成者への報酬や認定制度の導入

など

2. リテラシーレベルに応じた段階的研修

WEBリテラシーのレベルは人によってさまざまです。その人のレベルに応じた研修を実施しましょう。

レベルに応じた研修内容の例

  • 基礎編:WEB用語、基本的な仕組み、トレンドの理解
  • 応用編:具体的な提案手法、価格設定、プロジェクト管理の基礎
  • 実践編:模擬提案、クライアントとのロールプレイング

など

3. 短期的成果を上げるためのツール・資料を整備する

より短期的に効果を上げるためには、研修と並行して、すぐに使える営業ツールや資料を整備することも必要です。

短期的な成果を上げるための工夫例

  • WEB案件向けの提案書テンプレートの作成
  • よくある質問と回答のチートシートの用意
  • 成功事例集の編纂

など

研修の流れ

ここまでの説明をふまえた「ベストな研修の進め方」をご紹介します。

1.現状を把握する
メンバーの現在のWEBリテラシーレベルをチェックする。
メンバーそれぞれの具体的な目標と達成期限を設定する  
2.研修の計画を立てる
リテラシーレベルに応じたクラス分けをする
各クラスの研修カリキュラムを作成する  
3.研修の実施
少人数制のインタラクティブな研修セッション
実践的な課題やプロジェクトの組み込み  
4.フォローアップと評価
メンバーへ定期的な進捗確認と個別フィードバックを行う
研修の効果を測定し、改善点の洗い出しを行う

また、 研修を行う際には以下のポイントを押さえておくと、より良いでしょう。

  • 一方的な講義形式ではなく、参加型の研修を心がける
  • 大人数での研修は避け、なるべく10人程度の少人数制で実施する
  • 研修内容には常に最新のトレンドやテクノロジーを反映させる

好評だったアプローチ実例のご紹介

ここでは、これまでにご紹介したポイントをおさえた研修を実施し、クライアントからご好評いただいた弊社の事例を3つご紹介します。ぜひご参考ください。

事例1:印刷会社様 WEB媒体提案研修プロジェクト

課題
パンフレット印刷等の紙媒体だけでなく、WEBに絡めた提案をクライアントに進めていきたい
営業担当者へのWEBリテラシー向上の教育が必要  
実施内容
WEB開発チームの業務改善アドバイス
営業担当者向けWEB知識研修の実施  
結果
開発チームの生産性が向上
営業担当者約50名のWEBリテラシー向上を実現

事例2:セブン銀行様 社内メンバー育成支援プロジェクト

課題
WEB知識がないメンバーの育成
WEB制作/マーケティングのノウハウ習得  
実施内容
WEBマーケティングの基礎研修
コーポレート/ブランドサイト制作企画、ディレクション業務(OJT)
広告、SNS施策プランニング方法の研修(OJT)  
結果
約半年で制作会社とのやりとりや社内要望のとりまとめがスムーズに
主体的にWEBサイトを運用できる人材に成長

事例3:大手人材派遣会社様 フィールドセールス強化プロジェクト

課題
顧客に対してより質の高い提案活動を実施したい
WEBマーケティング領域での知見を深めたい  
実施内容
ターゲット・商材・売り方の3項目を軸にした実践的な研修
WEB制作の基礎から実際の営業活動への応用方法まで網羅  
結果
研修後のアンケートで満足度95.6%の高評価
新人営業担当者の課題解決と営業力の底上げに成功

まとめ

今回は、制作会社における営業のWEBリテラシー向上を目的とした、効果的な研修アプローチについてご紹介しました。

デジタル化が急速に進む今、営業担当のWEBリテラシー向上は制作会社の成長と競争力強化に直結する重要な課題です。とはいえこれらは一朝一夕に身に付くものではなく、継続的な取り組みと、会社全体でのサポートが必要です。

クオーターでは、各企業様の特性や課題に合わせてオーダーメイドの研修プログラムを実施いたします。チーム全体のWEBリテラシー向上に課題を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

WEB対策のプロによるオーダーメイドの研修を実施!WEBマーケティング人材育成サービス

この記事の著者
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9uarter株式会社 代表取締役 Webマーケティングコンサルタント
九澤 悠
150社以上のWeb支援実績を持つWebマーケティングの専門家。戦略立案から実行支援までを一貫して提供し、BtoCサイトで申込数14.5倍、BtoBサイトで問合せ数12倍、ECサイトで売上378%増などの成果を達成。セブン銀行、東京ガス、三菱地所リアルエステートサービスなど、多様な企業を支援。迅速な対応と現場知見を活かした実践的なサポートが特長。​
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