結局、Webコンサルって何?導入するべき?

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9uarter株式会社 代表取締役 Webマーケティングコンサルタント
九澤 悠

Webコンサル=企業のWeb課題を解決するプロフェッショナル

Webコンサルとは、企業がWebマーケティングを行う際に直面する様々な課題を解決する仕事です。

本記事ではWebコンサルに関して、

「結局、何をしてくれるの?」

「導入のメリット・デメリットは何?」

「導入前にWeb担当者としてやっておくことはある?」

などの疑問を感じている方にぜひ読んでほしい内容です。

1. Webコンサルとは

Webマーケティングには広告、サイトリニューアル、SEO対策などの多様な手段が存在しますが、それらの施策全体を企業が自社のみで管理した場合、以下のような課題が浮上しやすいです。

自社なりに最適化を図っても効果が頭打ちになってしまう

自社のことを客観視できず、改善案が見つからない

各施策の専門会社のパフォーマンスへの評価基準が曖昧

これらの課題に対して、Webコンサルは第三者の客観的な立場から全体を俯瞰し、Webマーケティング施策を進めていく際の舵取り役を担います。

2. Webコンサル導入のメリット・デメリットは?

Webコンサルは、企業のWeb戦略を大きく成長させることができる一方で、導入には慎重な検討も必要です。社内リソースや予算との兼ね合い、期待する成果、現状の課題を明確にした上で判断することが重要です。

以下に主なメリット・デメリットをまとめましたので、導入検討の参考にしてください。

▼Webコンサル導入のメリット・デメリット比較表

【メリット】

・客観的な視点での分析ができる

社内では気づきにくい課題や改善点を第三者視点で指摘してもらえます。

・成果を最大化できる

Webコンサルによる効率的な戦略立案と実行支援により、Web施策の成果を最大化できます。

・コストと時間の無駄を省ける

施策の優先順位づけを行うことで、コストの無駄を省き、限られたリソースを効率的に使うことが可能となります。

【デメリット】

・コストがかかる

質の高いコンサルティングには相応の費用がかかります。

・社内リソースの確保が必要

コンサルタントの役割は、実行支援ではなく改善提案・アドバイスが主であるため、通常業務に加え、提案を実行するための人員や時間の確保が必要です。

・コンサル選びを間違えると損失が大きくなる

コンサルタントが貴社の体制や商材の本質を理解しないままプロジェクトを進めてしまうと、費用だけ消費し、成果までが遠回りとなる可能性があります。貴社の課題解決に最適なコンサル選びが重要です。

3. 料金体系は?

Webコンサルの料金体系は、主に以下の3つのパターンに分かれます。

月額固定型

月額で費用が発生する継続契約型です。予算が立てやすく、コンサルと中長期的な関係を築きやすいメリットがあります。一方で、成果に関係なく固定費がかかり続ける点がデメリットです。

スポット型

単発での依頼に対する料金設定です。必要な時だけ利用できる反面、継続契約よりも単価が高くなりやすい傾向があります。

成果報酬型

初期費用を抑えられるため導入しやすい形式です。しかし、成果が出るようになった際には利益を圧迫する可能性があり、長期的なコスト負担が重くなる場合があります。

コンサルの費用の相場や内訳についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

Webコンサルティングの費用って高いの?具体的なコストが知りたい!

4. Webコンサル導入に向けて担当者がやるべきこと

Webコンサル導入を成功させるためには、事前準備が重要です。スムーズなコンサル導入のために、担当者がやるべきことをまとめました。

1. 改善したいこと・目標の明確化

「WEBからのお問い合わせ数を増やしたい」、「ECサイトの購入数を増やしたい」など、自社の何を改善したいのかを明確にしましょう。また、可能であれば具体的な数値目標も立てておくと良いでしょう。

2. 予算の確保

コンサル費用だけでなく、提案される施策の実行費用(サイト改修や広告施策など)も含めた予算を確保しておきましょう。

3. 社内体制の整備

コンサルとの窓口担当者を決め、社内の関係部署との連携体制を構築しましょう。情報共有のルールや決裁権限も明確にしておく必要があります。

4. 複数社との比較検討

1社だけでなく、3〜5社程度から提案を受けて比較検討することをおすすめします。料金だけでなく、実績や提案内容の質も総合的に判断しましょう。

「どうやってコンサル会社を選べばいいの?」「コンサル選びで失敗したくない!」という方は、ぜひ下記の記事もご参照ください。

Webコンサル会社の選び方・失敗しないポイント

5. Webコンサル導入前によくある質問

Q1.社内にWEB知識がほとんどない状態でも依頼できますか?

A: もちろん可能です。むしろWEB知識が少ない企業こそコンサルタントの支援が有効です。優れたコンサルは、プロジェクトを進める過程で貴社のチームメンバーへ必要な知識やスキルを段階的に教育します。将来的には社内だけでWebマーケティングを運用できる「自走体制」の構築も実現できます。社内の状況を正直に伝え、知識レベルに合わせた対応と教育的なアプローチを依頼しましょう。

Q2.契約期間はどれくらいが一般的ですか?

A: 初期診断のみの短期契約から、3ヶ月、6ヶ月、1年などの期間設定があります。SEOやサイト改修など効果が出るまで時間がかかる施策を含む場合は、最低6ヶ月程度の契約が一般的です。最低契約期間を設定しているコンサル会社もありますので、確認してみてください。

Q3: 途中で解約することはできますか?

A: 多くの場合、契約期間や解約条件が設定されています。契約前に解約条件や途中解約時の費用についても確認しておくことをお勧めします。

6.まとめ

Webコンサルは、広告・SEO・サイト改修などWebまわりの幅広い施策を全体的に見渡し、成果を最大化するサポートを行います。

メリット

  • 自社では気づきにくい課題を客観的に把握できる
  • 成果を効率的に伸ばせる
  • コストや時間のムダを削減できる

デメリット

  • 費用がかかる
  • 実行には社内リソースが必要
  • コンサル選びを誤ると損失リスクがある

導入成功のポイント

  • 改善したい課題や目標を明確化する
  • コンサル費用+施策実行費用を含めた予算を確保する
  • 複数社を比較し、最適なパートナーを選ぶ

「自社でWeb集客を行っているがなかなかうまくいかない」という方は、ぜひ一度検討してみてください。

この記事の著者
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9uarter株式会社 代表取締役 Webマーケティングコンサルタント
九澤 悠
150社以上のWeb支援実績を持つWebマーケティングの専門家。戦略立案から実行支援までを一貫して提供し、BtoCサイトで申込数14.5倍、BtoBサイトで問合せ数12倍、ECサイトで売上378%増などの成果を達成。セブン銀行、東京ガス、三菱地所リアルエステートサービスなど、多様な企業を支援。迅速な対応と現場知見を活かした実践的なサポートが特長。​
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