台湾市場における売上拡大を目指し、ディスプレイ広告キャンペーンを展開してきました。その結果、Webサイトへの訪問者数は増加したものの、実際の購入に結びつかないという課題がありました。

台湾市場特有のニーズや購買行動パターンを分析し、製品訴求点の見直しやサイト内の購入導線の最適化を図る必要がありました。

まずは、ユーザー視点に立った購入フローの見直しを実施しました。広告閲覧からサイト着地、購入完了までの各段階で複数の仮説を立案し、ひとつずつデータ検証することによってボトルネックを特定しました。

その結果、商品への購入意欲を持つユーザーは一定数存在するものの、カート投入後から購入完了前の段階で多くのユーザーが離脱していることが判明しました。

カート投入から購入完了までのユーザビリティを詳細に検証した結果、送料設定に関する情報の不明瞭さが主要な離脱要因であることを突き止めました。この課題に対し、該当ページの改修・集客強化に加え、送料設定自体も見直すことで、顧客満足度向上と購入率アップを両立しました。

購入までの流れを見直し、最適な導線に再設計したことで、ユーザーが迷わず購入完了まで進めるようになり、購入数が大幅に改善しました。また、新規のお客様だけでなく、リピートユーザー獲得にも成功しました。

売上は安定的に拡大し、継続的な成果につながっています。